機において敏であれ
2021/03/04
機において敏であれ
今回も映画の話から。 映画「鬼滅の刃」が歴代映画の興行収入第1位になったのは、記憶に新しいのですが、海外の映画ではどうでしょう。 国内で上映された中国映画では、なんだろう?と見ると、人気ランキングでは、「レッド クリフ」でした。 観られたかたもいると思いますが、中国、三国時代のターニングポイントとなった戦い「赤壁の戦い」を前編、後編で描いた超大作です。 軍師・諸葛孔明が有名ですが、孔明が仕えている小国、蜀に弓矢が欠乏していて、それなんかも3日間で十万本用意した話なんかも見どころのひとつです。わら人形を乗せた舟を霧深い闇に乗せて流し、わら人形と知らぬ敵軍が弓矢を次々とわら人形に突き刺し、敵軍から大量の矢を調達したというエピソードです。 ただし、「三國志演義」は史実に基づきつつも創作や他の戦場のいくさ話が多々含まれているとも言われていて、この弓矢の話もそうだろうと言われています。
しかし、長江の赤壁での決戦で大国、魏の水軍を大敗させたのは、日頃吹かない東南の風が長江に吹いて、諸葛孔明らが放った火が次々と魏の軍船に燃え移っていたことにあるのは、まぎれもない史実のようです。
諸葛孔明は、魔術師で、魔術を使って風を起こしたという説や、天候を読み解き、東南の風が吹くの待ち、そこで戦端を開いて勝利したという説などあります。
話が長くなりましたが、いずれにせよ、めったにないチャンスを決して逃さなかったというのが、勝因ではなかったか、ということです。
「機(チャンス)において敏(敏感)であれ」ということです。
激動の時代は、いろんなことが起こりえますが、
動くべき時だと思ったら、動くことも大事です。
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